東日本大震災後の東京の不動産取引状況は?

 日頃より大変御世話になっております。

今年は昨年に引き続き、住宅ローンが低金利で住宅ローン減税枠や住宅取得の贈与の特例

があり、過去の状況と比較すると購入する方にとってはメリットが多くあります。

不動産購入をご検討していた方には、震災後の購入に不安を抱えている方も多くいて、

今買っていいものなのかどうか気になる所だと思われます。

 当社は震災があった後、契約キャンセルが続き、3月は契約0でした。

 他社の不動産仲介業者や不動産事業を行っているところもキャンセルが多くあったと

聞いております。中にはここぞとばかりに、安く不動産を仕入れるチャンスと捉えて、

積極的に購入する買取会社もいます。また旧耐震のマンションは購入を控える買取会社

もいるようです。

 都心の被害状況ですが、マンション室内や共有部分にクラックが入った状況が多く

見受けられるようですが、あくまでも表面部分のクラック現象の場合は、大事な躯体部分

に影響があった訳ではないので、心配する程でもないようです。

 4月になってから回復傾向にあり、徐々に不動産購入を再開する方々も増えてます。

 また気になる液状化などの実際に被害があった地域の取引状況ですが、豊洲周辺は取引

が徐々に回復したようです。新木場の湾岸周辺は影響があるので、控えた方がいいと思い

ます。新浦安ではバブル期に建築された地域はダメージが多くあり、バブル以前の地域と

最近埋め立てられた地域はそれ程、被害がなかったようです。

 また東雲のタワーマンションでキャンセルが続出したようですが、4月からは取引が

増えたようです。当社も最近、豊洲で業販物件があり、購入を検討した際に知人の不動産

会社社長から色々と教授して頂きました。とても参考になりましたので、皆様にもお伝え

したいと思いました。

 最近の取引状況は価格帯的には3,000万円代位が頻繁に取引されており、5,000万円超の

住宅や億単位の住宅用地の取引はあまりないようです。またデベロッパーはこの時期こそ

チャンスと捉えて、比較的安く引き続きマンション用地を取得しております。

 1,000万円〜4,000万円の不動産ですと、通常通りに取引されているので、値引き対象に

なりませんが、高額帯の不動産は売りたくても、売れない状況なので、値引きに応じて

もらえる場合があると予測されます。この時期に都心で不動産購入するタイミングとして

、いい時期と捉えられた方は、比較的安く購入できるかもしれませんね。

 具体的に購入したい物件があり、金額交渉できるかどうか知りたい場合は、当社に

気軽にご相談して下さい。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

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